小説『春を待つ蟻』第三章その十

no image
 黒のワンボックスカーのドアを開けると、カシャカシャと軽い音が聞こえてくる。  そのまま後部座席を見ると、チャイルドシートに乗った幼い男の子が、おもちゃを振り回して笑っていた。 「息子さん、…

続きを読む

小説『記憶のいろは』第六章その三

no image
「プライバシーに関わるので詳細についてはお話できませんが、一回目の原因は私との診療方法をめぐっての諍いです。その時はあなたと同じように、井上美衣さんがいらっしゃいました。それはもうすごい剣幕で。あま…

続きを読む

叔母ちゃんからの電話。

no image
今日の夕方、叔母ちゃんのもとに本が届いたようです。 で、夜九時頃電話がかかってきたんですよ。 ……もう最後まで読んだって。(笑) 叔母ちゃん読むの早いよ。 電話口で「優しい物語だった」っ…

続きを読む