小説『春を待つ蟻』第二章その四

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「……愛名ちゃんがなんで群馬に行ったことないか、私だいたい分かるよ」  少し間を置いて、私は愛名に目を向ける。  愛名の顔はまだ青白いままだが、今回は言葉が届いたらしく、私の顔を見た。 …

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小説『記憶のいろは』第四章その二

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 中学も二年に上がるとまた違う問題に直面した。  一年の時には難しい先輩も居らず楽しいだけの合唱部の活動が上級生という責任とともに、部活の方向性をめぐって少しずつ同級生と対立を深めていく。 …

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