小説『春を待つ蟻』第四章その六

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「そうだね。……姉ちゃんは確かにそういう人だった」  目の上の手をどけ、愛名を見た。  また正面を向いてしまったのでこちらから表情をはっきり伺うことは出来ないが、その顔は泣いているようにも、…

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小説『記憶のいろは』第七章その三

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 ……気をしっかり持たなければ。娘を助けなければ。  私の視界に二日目に来たスーパーが目に入った。  駐車場の向こうで、ちょうど開店作業を終えたらしい店員が、自動ドアの前に陣取っていた数人の…

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厄介な空想力、妄想力、想像力。

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子供の頃に見ていたアニメに、すごく印象的なストーリーがあります。 昔はおもちゃのオルゴールを開けると、いつでもどんな世界にはばたけたのに、 大きくなってからオルゴールを開いても、何も見えてこ…

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