小説『春を待つ蟻』最終章その二

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『お母さんね、すっごく悔しいの。愛名のことを思おうと、すごく悔しい。  愛名はとてもいい子なのに、なんで愛名ばっかりこんな目に遭わないといけないの? って。  お父さんも、おじいちゃんおばあちゃ…

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小説『記憶のいろは』第九章その二

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「ママのしゅくりーむだーいすき」  拙い言葉が耳元で蘇り、私ははっと顔を上げた。  この声は信司の声。  まだシュークリームと発音できず、しゅくりーむになってしまう、あの可愛い我が子。 …

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