『歳を重ねる』(青稲伊々実の詩)

歳を重ねる

一、十、二十、三十
歳を重ねる


あの子はまだ体が小さい


あの子はまだ鉄棒出来ない

二十
あの娘はまだ恋もしない

三十
あの人はまだ結婚しない

四十
あの人は子供を諦めたみたい

五十
あのおばさんはまだ独りぼっち

……

一年過ぎると 歳を重ねる
数の基準に 惑わされ
数の基準に 踊らされ
数の基準に 死を選ぶ

そんな数字 必要ですか?
数字の意味は なんですか?


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