父の登場。そのとき友人は。

高校時代の友人でよくつるんでいたのは、
このブログに良く出てくる「友咲」と「葵」の二人です。
(葵はブログ等やっておりませんのでもちろん仮名です)

私はずっとマンション暮らしをしておりまして、
親が家を建てたときそれはもう嬉しかったんです。
「やっと友だちを呼んで遊べる!」って。
その頃私は実家を離れていたのですが、夏休みに友咲と葵の都合を合わせ、
実家でのんびり遊ぶことになったんです。
でも私の気がかりは父。
紹介文でも書いたとおり物腰は柔らかいのですが、
奇天烈な人間なので何をするかわからなくて。
でもまあ両親は一階、私たちは二階で過ごすので大丈夫だろうと踏んでおりました。

我が家についた二人を招き入れ、二階に上がろうとしたのですが、
葵も友咲も常識的な友人なので、
「挨拶をしたい」と申し出たのです。
いや、正直、あわせたくない。
そのままスルーして二階に行きたい。
でも友人の言葉は正しい行為なので無下には出来ないじゃないですか。

仕方なしに一階リビングに二人を連れて行ったんです。
母は辛口人間ですが、それでもとても愛想はいいので、
「よく来てくれたわ。いつも草子がお世話になっています」
と至極まっとうな挨拶をしてくれて正直ホッとしました。
で、母の向こうに丸顔で童顔の父がニコニコしてるんですよ。
そりゃーもう、ニッコニコ。
この時点で私は嫌な予感が頂点に。
あの顔は、やらかす顔だ!と。

それで友人が父に挨拶をしたんです。
「はじめまして、お邪魔します」って。
そしたら父が



「はじめましてー!草子のティティ親(父親)でーす!」


って。
……ティティ親って何?
もう私は顔真っ青ですよ。
友人二人は大体父の話を聞いていたので、わかってはいるのですけど、
それでも笑いをこらえているのがひしひしと伝わってくるんです。

これは駄目だ。ここにこれ以上居たら、父の暴走が止まらない!
そう思った私は、「いいよ、もう二階行こう」とリビングを出ようとしたんです。
そしたら父が「もう行っちゃうの……?(寂しそう)」と追い打ちをかけてきて。

やめてー!もうやめてー!これ以上何も言わないでー!
逃げるように階段に向かうと、友咲、葵ともに吹き出しましたよ。
我慢の限界だったようです。
その上笑いながら、「お父さんともうちょっと話したほうがいいんじゃない?」
などと葵が言うものですから、
「いやいや、もうやめて。許して。無理」となんとか二階に連れていきました。

その後二人に「草子のティティ親で~す」を何度も真似をされたのは言うまでもなく。
友咲、葵はその後父にほとんど会っていないので、
ちょっとした伝説の人物となっております。



この記事へのコメント

  • てるい

    7時半頃起きたんだけど、雪が降っててね、冷え込んでないけど、
    ストーブが消えてて、寒い寒い。ダウン着て凌いでる所です。
    人間って個々各々、変な一面があるけど、私の両親は普通かな。
    少なくても、伝説的な事はないです。健忘症が親譲りでしょう。
    さて、草子さんのご両親のお話はよく話題となってますが、
    肝腎の草子さんの話が、留まっているので、これからなのかなと、
    逆に、期待もしてるんです。現在の話は、まだ片鱗でしょう。 I
    2016年12月31日 09:43
  • 木村草子

    >てるいさん
    東北って基本真冬はずっとストーブついているんですか?
    日本って暖房機能が低いらしいんですよ。
    姉がアメリカに住んでいた頃はアパート全体暖房だったみたいです。
    真冬に半袖で過ごしていましたよ。

    はい、ちょっと小説更新が遅れていますね。(-_-;)
    更新しなくては!
    てるいさんの言葉で気がついた状況です。( ̄▽ ̄;)
    2017年01月05日 21:55