芥川賞、直木賞って?その二

今回は豆知識です。

芥川賞は中編(原稿用紙100枚から200枚)が良いとされています。
なぜだかはわからないのですが、短すぎても長すぎても受賞の足かせとなるんですよね。

そしてこれは噂ですが、候補に上がる上限回数があるらしい。
芥川賞は4回、直木賞は6回。
直木賞で最多候補回数は10回。芥川は6回なんですね。
これは前回書いた、『芥川賞は新人賞の色合いが強い』という部分に関係すると思います。

あとよくあるのが純文学作家と、大衆文学作家が、逆の候補になる場合。
(純文学作家が直木賞受賞、大衆文学作家が芥川賞受賞など)

宮内悠介さんの『カブールの園』が前回芥川賞候補作となりました。
しかし宮内さんは今まで直木賞候補として二回選出されているんですね。
(『盤上の夜』、『ヨハネスブルグの天使たち』)
こういった逆転現象はよく起きます。
芥川賞受賞者がその後大衆文学で名を残すこともあれば、
直木賞受賞者がその後純文学の世界に身を投じることもあります。

ここで一つの疑問。
宮内さんは何故今回は芥川賞候補だったのか。
それは最初に書いた『純文学雑誌』に載った作品だったから。

私の拙い解説に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、
直木賞のすべて』『芥川賞のすべてのようなもの
がおすすめです。
ここの管理人川口則弘さんが出されている本、
直木賞物語』『芥川賞物語』もかなり面白いですよ。
なんといいますか、人間臭いドラマを見ることができます。

あとニコニコ生放送で芥川賞直木賞の発表を生中継します。
ここに出てくる批評家栗原裕一郎さんは最高に面白いです!
時間がある方はぜひ見ていただきたい!

ラジカントロプスの文学メッタ斬り!では豊崎由美さん、大森望さんの、
切れ味の鋭い批評を聞くこともできます。

この記事へのコメント

  • てるい

    ハイパーリング、全く読んでません、ごめんなさい。栗原さんは興味がありますが、何せ、イケメンですから、対抗しないと。顔で勝てなくても何かで、と燃えるんですが、勝てる要素がありません。農作物についてなら勝てるかもしれません。 I
    2017年05月10日 07:51
  • 木村草子

    >てるいさん
    >
    >ハイパーリング、全く読んでません、ごめんなさい。
    あ、お気になさらず。参考ですから。
    栗原さんはイケメンですね~。その上超毒舌です。(笑)
    てるいさんはてるいさんでOKなので大丈夫ですよ。
    農作物に関しては、確実に勝てます。(笑)
    2017年05月13日 23:36