小説『記憶のいろは』第十章その四

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 美衣さんが泣き止むのを待ってから、私は立ち上がり猫田さんに挨拶をする。  すると猫田さんは「猫田です。猫田、友達増えて嬉しい!」とまた例のダンスをする。  これはやはり喜びの表現なのだ。 …

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小説『記憶のいろは』第十章その三

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「確かにあたしたちは聡美の一部から生まれてきたよ。でもそれは聡美が今までの人生で切り捨ててきた部分なの! あたしは聡美の子供っぽさだったり、自由な心。きっとひまわりは聡美の母性。そこからあたしたちは…

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小説『記憶のいろは』第十章その二

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「よし、出来上がった! どう、いい感じ?」  私が顔をあげると、スケッチブックを目の高さに掲げてきた。  その絵には髪の長い女性がひとり、まるでソファに腰掛けているかのように、背を反らし、足…

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